防虫・防鼠(ねずみ・昆虫対策)とは? 点検と駆除の回数・網戸・ごみの管理(特定技能 飲食料品製造業)
更新: · 公式情報の確認日:
食品衛生法施行規則(別表第十七)では、ねずみと昆虫の駆除作業を1年に2回以上行い、その記録を1年間保存します(2026年10月23日に e-Gov で確認)。厚生労働省の大量調理施設衛生管理マニュアルでは、さらに1か月に1回以上の巡回点検と、半年に1回以上(見つけたときはその都度)の駆除を求めています。
法律では、ねずみと虫の対策はどう決まっている?
食品衛生法施行規則の「一般的な衛生管理」の基準(別表第十七)には、「ねずみ及び昆虫対策」の項目があります。内容は次の4つです。
ねずみ・昆虫対策(食品衛生法施行規則 別表第十七 五)| 項目 | 内容 |
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| イ 入らせない・住ませない | 施設とまわりを管理して、ねずみ・昆虫がすむ場所をなくす。窓・ドア・吸排気口の網戸、トラップ、排水溝のふたなどで、施設に入るのを防ぐ |
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| ロ 駆除 | 1年に2回以上駆除して、記録を1年間保存する。定期的に調査して、その結果で対策する方法でもよい |
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| ハ 薬の注意 | 殺そ剤・殺虫剤を使うときは、食品を汚さないように十分注意する |
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| ニ 保管 | 原材料・製品・包装資材は容器に入れ、床や壁から離して保存する。開けた物はふた付きの容器などに入れる |
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また、窓と出入口は、原則として開けたままにしません。開けたままにするときは、ほこり・ねずみ・昆虫が入らないようにします(同 別表第十七 二)。
| 日本語 | よみ |
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| ねずみ・昆虫 | ねずみ・こんちゅう |
| 駆除 | くじょ |
| 保管 | ほかん |
点検と駆除の回数は?
回数は、資料によって違います。試験の問題では「どの資料の数字か」をよく読みましょう。
ねずみ・昆虫の点検と駆除の回数(公的資料の例)| 資料 | 点検 | 駆除・記録 |
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| 食品衛生法施行規則 | 定期的な調査で対策してもよい | 1年に2回以上駆除、記録は1年間保存 |
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| 大量調理施設衛生管理マニュアル | 1か月に1回以上の巡回点検 | 半年に1回以上(見つけたらその都度)駆除、記録は1年間保管 |
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| 菓子製造業の手引書(厚生労働省確認) | 侵入や発生を毎日目で確認 | 見つけたら速やかに駆除。日時・場所・駆除の状況を記録し、発生源と侵入経路を調べて再発を防ぐ |
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| 東京都の講習会資料 | 捕獲用トラップを週1回以上確認 | 毒えさ(ベイト剤)や害虫防除業者も使う |
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ねずみ・昆虫の駆除の回数の問題とゴキブリのトラップの確認の問題で、数字を確かめておきましょう。
実際の回数や方法は、工場の衛生管理計画で決めます。自分の工場のルールを確認してください。
入らせないためには? 網戸・ドア・排水溝
- 出入口と窓は、できるだけ閉めておく。外に開く所には網戸・エアカーテン・自動ドアなどを付ける(大量調理施設衛生管理マニュアル)
- 換気扇・出入口・裏口・壁のひび割れ・排水ホースは、ゴキブリが入る道になる。ふさぐ(東京都)
- カウンターや壁のすき間はコーキング材などでうめる。床の割れや穴、すき間をなくす(東京都)
- 排水溝にはふたを付ける(食品衛生法施行規則)
ドアを開けっぱなしにしている、網戸が破れている、などに気づいたら、上司に伝えましょう。
住みつかせないためには? ごみと段ボールの管理
ゴキブリは、えさがあって、温かく、湿気が多く、暗くて狭い場所を好みます(東京都)。点検するのは、ごみ置き場・食器洗浄機の中・フライヤーのまわり・冷蔵庫のモーター・食品倉庫や保管棚などです。
住みつかせないためのルール| 対象 | ルール |
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| 食材・生ごみ・段ボール | 放置しない(東京都)。段ボール箱のまま非汚染作業区域に持ち込まない(大量調理施設衛生管理マニュアル) |
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| 床・シンク・排水溝 | 床は水を切り、シンクはなるべく乾かす。油汚れや排水溝はこまめに掃除する(東京都) |
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| ごみの容器 | ほかの容器とはっきり区別し、汚い液やにおいがもれないように清潔にする(食品衛生法施行規則) |
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| ごみの置き場所 | 食品を扱う・保存する区域に置かない。作業場に放置せず集積場に出す(施行規則・大量調理マニュアル) |
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| 作業が終わったら | 生ごみは必ず作業場の外に出して処理する(菓子製造業の手引書) |
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段ボールの扱いは作業区域の分け方、清掃の回数は5Sと一般衛生管理でも説明しています。
| 日本語 | よみ |
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| 一般衛生管理 | いっぱんえいせいかんり |
| 先入れ先出し | さきいれさきだし |
虫を見つけたら? 殺虫剤を使うときは?
虫は、異物混入の苦情でいちばん多い原因です(東京都の令和3年度の苦情561件のうち31%)。作業場で虫やねずみ、ふんなどを見つけたら、自分だけで判断せず、上司か責任者に報告します。
殺そ剤や殺虫剤を使うときは、食品を汚さないように十分注意します(食品衛生法施行規則)。薬を食品の近くで勝手に使ってはいけません。くわしい異物の対策は異物混入の記事を読んでください。
| 日本語 | よみ |
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| 異物混入 | いぶつこんにゅう |
| 上司に報告 | じょうしにほうこく |
| 化学物質 | かがくぶっしつ |
よくある間違い
| 間違い | 正しい考え方 |
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| 駆除は年1回でよい | 施行規則では1年に2回以上。記録は1年間保存 |
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| 暑いので出入口を開けたままにする | 原則として開けたままにしない。開けるなら侵入を防ぐ措置をする |
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| 段ボールは倉庫に置いておけば便利 | 段ボールはゴキブリのすみかになる。放置しない |
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| 原材料は床に直接置いてよい | 容器に入れ、床や壁から離して保管 |
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| 殺虫剤は多めにまけば安心 | 食品を汚さないよう十分注意して使う |
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練習問題(3問)
Tokugi Passのオリジナル問題です(本番の問題ではありません)。
本番と同じ形で解いてみよう
ルビ付きの日本語・3択です。答えを選ぶと解説が出ます。
第1問 / 3食品衛生・学科
ゴキブリの捕獲用トラップは、どのくらいの回数で確認しますか。
第2問 / 3食品衛生・学科
食品衛生法施行規則で、ねずみと昆虫の駆除作業の回数はどれですか。
第3問 / 3食品衛生・学科
原材料や包装資材の保管方法で正しいものはどれですか。
もっと解きたい人は衛生管理の分野の練習へ。全体の力は無料の40問模試で確認できます。危害要因の考え方は食品の危害要因にまとめています。
よくある質問
ねずみと昆虫の駆除は何回必要ですか?
食品衛生法施行規則では1年に2回以上で、記録を1年間保存します。大量調理施設衛生管理マニュアルでは半年に1回以上(見つけたらその都度)で、ほかに1か月に1回以上の巡回点検も行います。
ゴキブリのトラップはどのくらいで確認しますか?
東京都の講習会資料では、週1回以上確認するとしています。
原材料はどう保管すればいいですか?
容器に入れて、床や壁から離して保管します。一度開けたものは、ふた付きの容器に入れるなどして保管します(食品衛生法施行規則)。
出典
数字と手続きは、次の公式情報で確認しました(確認日 2026-10-23)。変わることがあるので、申込み前に公式サイトで確認してください。
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