異物混入(いぶつこんにゅう)の対策(たいさく)|髪(かみ)の毛(け)・虫(むし)・金属(きんぞく)・プラスチックの防(ふせ)ぎ方(かた)と見(み)つけたときの行動(こうどう)(特定(とくてい)技能(ぎのう) 飲食料品製造業(いんしょくりょうひんせいぞうぎょう))

更新: 公式情報の確認日:

東京都(とうきょうと)の令和(れいわ)3年度(ねんど)(2021年度(ねんど))の異物混入(いぶつこんにゅう)の苦情(くじょう)561件(けん)では、虫(むし)が31%で一番(いちばん)多(おお)く、次(つぎ)がビニール・ゴムなどの合成(ごうせい)樹脂(じゅし)類(るい)で17%でした(東京都保健医療局(とうきょうとほけんいりょうきょく))。対策(たいさく)は「持(も)ち込(こ)まない・侵入(しんにゅう)させない・作(つく)らない・取(と)り除(のぞ)く」の4つで考(かんが)え、作業中(さぎょうちゅう)に異物(いぶつ)や異常(いじょう)を見(み)つけたら、すぐ作業(さぎょう)をやめて上司(じょうし)か責任(せきにん)者(しゃ)に報告(ほうこく)します。

異物(いぶつ)とは? どんな種類(しゅるい)がある?

異物(いぶつ)とは、食品(しょくひん)の中(なか)にある「その食品(しょくひん)の本来(ほんらい)の成分(せいぶん)ではないもの」すべてです(東京都保健医療局(とうきょうとほけんいりょうきょく))。腐(くさ)った物(もの)や、異物(いぶつ)が入(はい)って健康(けんこう)を害(がい)するおそれがある食品(しょくひん)は、売(う)ることも、売(う)るために作(つく)ることも、食品衛生法(しょくひんえいせいほう)で禁止(きんし)されています(第(だい)6条(じょう))。

異物(いぶつ)の分(わ)け方(かた)(東京都保健医療局(とうきょうとほけんいりょうきょく) 食品衛生実務講習(しょくひんえいせいじつむこうしゅう)会資料(かいしりょう))
種類(しゅるい)例(れい)
硬(かた)い異物(いぶつ)(硬質(こうしつ)異物(いぶつ))石(いし)・骨(ほね)片(へん)・ガラス片(へん)・プラスチック片(へん)・金属(きんぞく)片(へん)・針(はり)
やわらかい異物(いぶつ):動物(どうぶつ)性(せい)昆虫(こんちゅう)(卵(たまご)から成虫(せいちゅう)まで)・寄生虫(きせいちゅう)・体毛(たいもう)
やわらかい異物(いぶつ):植物性(しょくぶつせい)原料(げんりょう)でない種(たね)・繊維(せんい)片(へん)・木片(もくへん)

金属(きんぞく)片(へん)やガラス片(へん)のような硬(かた)い異物(いぶつ)は、HACCPの危害要因(きがいよういん)の3分類(ぶんるい)では「物理(ぶつり)的(てき)危害要因(きがいよういん)」です(問題(もんだい):金属(きんぞく)片(へん)はどの危害要因(きがいよういん)?)。3分類(ぶんるい)のくわしい説明(せつめい)は食品(しょくひん)の危害要因(きがいよういん)を読(よ)んでください。

日本語よみ
異物(いぶつ)いぶつ
異物混入(いぶつこんにゅう)いぶつこんにゅう
物理的危害要因(ぶつりてききがいよういん)ぶつりてききがいよういん

髪(かみ)の毛(け)・虫(むし)・金属(きんぞく)・プラスチックはどこから入(はい)る?

異物(いぶつ)は、原料(げんりょう)に付(つ)いて入(はい)るほか、製造中(せいぞうちゅう)・包装中(ほうそうちゅう)・流通(りゅうつう)のとちゅう・保管中(ほかんちゅう)にも入(はい)ります(東京都保健医療局(とうきょうとほけんいりょうきょく))。種類(しゅるい)ごとの入(はい)り方(かた)と対策(たいさく)は次(つぎ)のとおりです。

異物(いぶつ)の種類(しゅるい)と対策(たいさく)(東京都(とうきょうと)・厚生労働省確認(こうせいろうどうしょうかくにん)の手引(てびき)書(しょ))
異物(いぶつ)よくある入(はい)り方(かた)対策(たいさく)
髪(かみ)の毛(け)帽子(ぼうし)からはみ出(だ)す・服(ふく)に付(つ)いている鏡(かがみ)で帽子(ぼうし)から髪(かみ)が出(で)ていないか確認(かくにん)、粘着(ねんちゃく)ローラーで取(と)る、作業中(さぎょうちゅう)に頭髪(とうはつ)にさわらない、毎日(まいにち)シャンプーとブラッシング
虫(むし)窓(まど)・出入口(でいりぐち)・壁(かべ)のすき間(ま)から入(はい)る、生(なま)ごみに集(あつ)まる入(い)り口(くち)をふさぐ、食材(しょくざい)・生(なま)ごみ・段(だん)ボールを放置(ほうち)しない、トラップは週(しゅう)1回(かい)以上(いじょう)確認(かくにん)
金属(きんぞく)機械(きかい)の部品(ぶひん)の破損(はそん)・脱落(だつらく)、古(ふる)くなった金(きむ)たわし終業後(しゅうぎょうご)に部品(ぶひん)を外(はず)して破損(はそん)・脱落(だつらく)を点検(てんけん)、たわしやスポンジは使(つか)うときに点検(てんけん)して早(はや)めに交換(こうかん)
プラスチック・輪(わ)ゴム・紙(し)文房具(ぶんぼうぐ)や容器(ようき)のメモが落(お)ちるカッター・ホチキス・クリップ・輪(わ)ゴムはできるだけ使(つか)わない、私物(しぶつ)を持(も)ち込(こ)まない
原料(げんりょう)の中(なか)の異物(いぶつ)原料(げんりょう)にもともと入(はい)っているふるいを通(とお)せる原材料(げんざいりょう)は、必(かなら)ずふるいを通(とお)してから使(つか)う

東京都(とうきょうと)の資料(しりょう)には、保管(ほかん)用(よう)の缶(かん)に貼(は)った紙(かみ)と輪(わ)ゴムが牛丼(うしどんぶり)に入(はい)った例(れい)や、古(ふる)くなったスチールたわしの一部(いちぶ)がカレーに入(はい)った例(れい)が出(で)ています。どちらも、目(め)での確認(かくにん)が足(た)りなかったことが原因(げんいん)とされています(牛丼(うしどんぶり)の例(れい)では盛(も)り付(つ)けのときの確認(かくにん))。

虫(むし)やねずみの対策(たいさく)は防虫(ぼうちゅう)・防鼠(ぼうねずみ)の記事(きじ)でくわしく説明(せつめい)しています。

異物混入(いぶつこんにゅう)の4つの対策(たいさく)(持(も)ち込(こ)まない・侵入(しんにゅう)させない・作(つく)らない・取(と)り除(のぞ)く)とは?

異物混入(いぶつこんにゅう)対策(たいさく)の4つの視点(してん)(東京都保健医療局(とうきょうとほけんいりょうきょく))
視点(してん)具体(ぐたい)的(てき)にすること
持(も)ち込(こ)まないほつれのない作業(さぎょう)着(ぎ)、髪(かみ)を出(だ)さない、腕時計(うでどけい)・ピアス・ヘアピンを外(はず)す、私物(しぶつ)を持(も)ち込(こ)まない、使(つか)う文房具(ぶんぼうぐ)を決(き)める
侵入(しんにゅう)させないゴキブリ・ハエ・ねずみなどが入(はい)らないようにする
作(つく)らない機械(きかい)や器具(きぐ)を定期(ていき)的(てき)に点検(てんけん)し、早(はや)めに交換(こうかん)・修理(しゅうり)する
取(と)り除(のぞ)く金属検出機(きんぞくけんしゅつき)を使(つか)う、目(め)で確認(かくにん)する

食品衛生法施行(しょくひんえいせいほうしこう)規則(きそく)でも、機械(きかい)器具(きぐ)とその部品(ぶひん)は、金属(きんぞく)片(へん)・異物(いぶつ)・化学(かがく)物質(ぶっしつ)などが食品(しょくひん)に入(はい)らないように洗浄(せんじょう)・消毒(しょうどく)し、決(き)まった場所(ばしょ)に衛生(えいせい)的(てき)に保管(ほかん)すること、故障(こしょう)や破損(はそん)があればすぐ直(なお)すことが決(き)められています(別表第十七(べっぴょうだいじゅうなな))。

日本語よみ
持ち込まない(もちこまない)もちこまない
装飾品(そうしょくひん)そうしょくひん
金属探知機(きんぞくたんちき)きんぞくたんちき

金属(きんぞく)探知(たんち)機(き)は何(なに)をチェックする?

金属(きんぞく)探知(たんち)機(き)は、製品(せいひん)に金属(きんぞく)が入(はい)っていないかを調(しら)べる機械(きかい)です。厚生労働省(こうせいろうどうしょう)のリーフレットでは、金属(きんぞく)異物(いぶつ)の検出工程(けんしゅつこうてい)は重要管理点(じゅうようかんりてん)(CCP)の例(れい)として示(しめ)されています。

金属(きんぞく)探知(たんち)機(き)を使(つか)うときは、使(つか)う前(まえ)と後(のち)、そして決(き)めた製品(せいひん)の数(かず)ごとに、テストピース(確認(かくにん)用(よう)の金属(きんぞく)片(へん))を通(とお)して、正(ただ)しく反応(はんのう)するか確(たし)かめ、記録(きろく)します(厚生労働省確認(こうせいろうどうしょうかくにん)の菓子製造業(かしせいぞうぎょう)の手引(てびき)書(しょ))。たとえば「使(つか)う前(まえ)と後(のち)と、400個(こ)ごとに確認(かくにん)」なら、1,000個(こ)作(つく)るときは400個(こ)目(め)と800個(こ)目(め)にも確認(かくにん)します(計算(けいさん)の問題(もんだい))。

テストピースを通(とお)しても反応(はんのう)しないときは、そのまま流(なが)さず、作業(さぎょう)をやめて上司(じょうし)か責任(せきにん)者(しゃ)に報告(ほうこく)します。
日本語よみ
金属探知機(きんぞくたんちき)きんぞくたんちき
重要管理点(CCP)(じゅうようかんりてん)じゅうようかんりてん
記録(きろく)きろく

作業中(さぎょうちゅう)に異物(いぶつ)を見(み)つけたらどうする?

作業中(さぎょうちゅう)に異変(いへん)を見(み)つけたり、ミスがあったりしたときは、すぐに作業(さぎょう)をやめて、上司(じょうし)か責任(せきにん)者(しゃ)に報告(ほうこく)し、判断(はんだん)を聞(き)きます(厚生労働省確認(こうせいろうどうしょうかくにん)の菓子製造業(かしせいぞうぎょう)の手引(てびき)書(しょ))。器具(きぐ)や機械(きかい)の部品(ぶひん)が欠(か)けているのを見(み)つけたときも、すぐ作業(さぎょう)を止(と)め、問題(もんだい)の製品(せいひん)が売(う)られないようにします。

  1. 止(と)める:作業(さぎょう)をやめる。機械(きかい)に異物(いぶつ)が付(つ)いているときは、機械(きかい)を完全(かんぜん)に止(と)めてから取(と)る(動(うご)いている機械(きかい)に手(て)を入(い)れない)
  2. 報告(ほうこく)する:上司(じょうし)か責任(せきにん)者(しゃ)に、何(なに)を・どこで・いつ見(み)つけたかを伝(つた)える
  3. 残(のこ)す:見(み)つけた異物(いぶつ)や製品(せいひん)を自分(じぶん)の判断(はんだん)で捨(す)てたり、そのまま流(なが)したりしない。責任(せきにん)者(しゃ)の指示(しじ)を待(ま)つ

3つ目(め)は、「自分(じぶん)で判断(はんだん)せず、判断(はんだん)を聞(き)く」というルールから考(かんが)えたものです。同(おな)じように、製品(せいひん)に金属(きんぞく)片(へん)を見(み)つけた場面(ばめん)の問題(もんだい)や、動(うご)いているベルトコンベヤーの上(うえ)のくずの問題(もんだい)も「止(と)める・報告(ほうこく)する」が答(こた)えの考(かんが)え方(かた)になります。

会社(かいしゃ)は何(なに)をする?

日本語よみ
上司に報告(じょうしにほうこく)じょうしにほうこく
責任者(せきにんしゃ)せきにんしゃ
回収(かいしゅう)かいしゅう

よくある間違(まちが)い

間違(まちが)い正(ただ)しい考(かんが)え方(かた)
金属(きんぞく)探知(たんち)機(き)があるから目(め)で見(み)なくてよい目(め)で確認(かくにん)することも「取(と)り除(のぞ)く」対策(たいさく)の1つ
小(ちい)さな異物(いぶつ)なら自分(じぶん)で取(と)って流(なが)してよい作業(さぎょう)をやめて上司(じょうし)か責任(せきにん)者(しゃ)に報告(ほうこく)し、判断(はんだん)を聞(き)く
ゆっくり動(うご)いているベルトなら手(て)で取(と)ってよい機械(きかい)を止(と)めてから取(と)る
輪(わ)ゴムは目立(めだ)つ色(いろ)なら使(つか)っても大丈夫(だいじょうぶ)目立(めだ)つ色(いろ)でも、確認(かくにん)が足(た)りないと入(はい)る。できるだけ使(つか)わない
寄生虫(きせいちゅう)は物理(ぶつり)的(てき)危害要因(きがいよういん)危害要因(きがいよういん)の3分類(ぶんるい)では生物(せいぶつ)的(てき)。東京都(とうきょうと)の異物(いぶつ)の分(わ)け方(かた)では動物(どうぶつ)性(せい)異物(いぶつ)

練習問題(れんしゅうもんだい)(3問(もん))

Tokugi Passのオリジナル問題(もんだい)です(本番(ほんばん)の問題(もんだい)ではありません)。

本番と同じ形で解いてみよう

ルビ付きの日本語・3択です。答えを選ぶと解説が出ます。

第1問 / 3食品衛生・学科

次(つぎ)のうち「硬(かた)い異物(いぶつ)」はどれですか。

第2問 / 3食品衛生・学科

金属(きんぞく)探知(たんち)機(き)のテストピースの使(つか)い方(かた)として、正(ただ)しいものはどれですか。

第3問 / 3食品衛生・学科

毛髪(もうはつ)の混入(こんにゅう)を防(ふせ)ぐ方法(ほうほう)として、まちがっているものはどれですか。

もっと練習(れんしゅう)したい人(ひと)は危害要因(きがいよういん)の問題(もんだい)へ。全体(ぜんたい)の力(ちから)は無料(むりょう)の40問(もん)模試(もし)で確認(かくにん)できます。髪(かみ)の毛(け)と服装(ふくそう)のルールは食品衛生(しょくひんえいせい)の基本(きほん)にまとめています。

この分野の問題(解説つき)

よくある質問

異物混入(いぶつこんにゅう)で一番(いちばん)多(おお)いのは何(なに)ですか?

東京都(とうきょうと)の令和(れいわ)3年度(ねんど)の苦情(くじょう)561件(けん)では、虫(むし)(ゴキブリ・ハエなど)が31%で一番(いちばん)多(おお)く、次(つぎ)がビニール・ゴムなどの合成(ごうせい)樹脂(じゅし)類(るい)で17%でした。

金属(きんぞく)探知(たんち)機(き)はいつ確認(かくにん)しますか?

使(つか)う前(まえ)と後(ご)、そして決(き)めた製品(せいひん)の数(かず)ごとに、テストピースを通(とお)して正(ただ)しく反応(はんのう)するか確(たし)かめ、記録(きろく)します(厚生労働省確認(こうせいろうどうしょうかくにん)の菓子製造業(かしせいぞうぎょう)の手引(てびき)書(しょ))。

製品(せいひん)に髪(かみ)の毛(け)を見(み)つけたら、取(と)ればいいですか?

自分(じぶん)の判断(はんだん)で取(と)って流(なが)さず、作業(さぎょう)をやめて上司(じょうし)か責任(せきにん)者(しゃ)に報告(ほうこく)し、指示(しじ)を受(う)けます。

異物(いぶつ)の4つの対策(たいさく)は何(なに)ですか?

「持(も)ち込(こ)まない」「侵入(しんにゅう)させない」「作(つく)らない」「取(と)り除(のぞ)く」の4つです(東京都保健医療局(とうきょうとほけんいりょうきょく))。

関連するガイド

出典

数字と手続きは、次の公式情報で確認しました(確認日 2026-10-23)。変わることがあるので、申込み前に公式サイトで確認してください。

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