異常時・緊急時の対応|「止める・呼ぶ・待つ」とけが・火事・地震の基本(特定技能 飲食料品製造業)
更新: · 公式情報の確認日:
機械のトラブルなど異常のときの基本動作は「止める・呼ぶ・待つ」で、一人で直そうとせず、機械を止め、責任者を呼び、来るまで待ちます(岐阜労働局 高山労働基準監督署、2026-10-23確認)。2024年には、機械を止めずに一人で作業して右手首を切断する労働災害が、同署の管内で起きています。
「止める・呼ぶ・待つ」とは?
異常のときの基本動作| 動作 | すること |
|---|
| 止める | 機械を止める。危ないと感じたら、迷わずすぐ停止ボタンを押す |
|---|
| 呼ぶ | 責任者・上司を呼ぶ。自分で判断して動かない |
|---|
| 待つ | 責任者が来るまで待つ。言われた作業以外を勝手にしない |
|---|
「いつもと違う」ことが起きたら、まず上司に報告します(厚生労働省 食品加工の教材)。たとえば、スライサーからいつもと違う大きな音がする、ベルトコンベヤーがいつもより速い(この場面の問題)などです。作業を始める前には、安全装置が正しく働くかも確認します。
| 日本語 | よみ |
|---|
| 止める・呼ぶ・待つ | とめる・よぶ・まつ |
| いつもと違う(異常) | いつもとちがう(いじょう) |
| 上司に報告 | じょうしにほうこく |
| 責任者 | せきにんしゃ |
| 勝手に〜しない | かってに〜しない |
けが人・倒れた人がいたら、どうしますか?
けがをした人や具合の悪そうな人がいたら、すぐ周りに声をかけます。自分がけがをしたときも我慢せず伝え、緊急のときは現場の責任者に救急車を呼んでもらいます(厚生労働省 共通教材)。
倒れている人を見つけたら
- 反応があるか確かめる
- 反応がなければ、大きな声で助けを呼び、119番通報とAEDを頼む
- 呼吸を確かめてから、胸骨圧迫をする
胸骨圧迫は、手のひらの付け根で胸の真ん中を、胸が約5cm沈むくらい強く、1分間に100〜120回のテンポで、絶え間なく押し続けます(総務省消防庁、胸骨圧迫の問題)。
そのほかの応急手当
- 出血:清潔なガーゼやタオルで傷口を強く押さえる(くわしくは切れ・やけど)
- 熱中症:涼しい場所で冷やし、一人にしない(くわしくは熱中症)
- 次亜塩素酸ナトリウムが目に入った:水で数分間ていねいに洗い、外せるならコンタクトレンズを外して洗い続け、すぐ医師に連絡する(この場面の問題)
| 日本語 | よみ |
|---|
| 応急手当 | おうきゅうてあて |
| 救急車 | きゅうきゅうしゃ |
| AED | えーいーでぃー |
| 胸骨圧迫 | きょうこつあっぱく |
119番には何を伝えますか?
日本の119番は、火事と救急の番号です。消防庁の例では、次の順番で聞かれます。
- 「火事ですか、救急ですか」→ どちらかを言う
- 名前と住所
- 近くの目標(目印になる建物など)
- いま使っている電話番号
- 火事なら、何が燃えているか
工場では、通報は責任者がすることが多いです。会社の決まりに従い、まず周りと責任者に知らせます。
火事のときは、どう逃げますか?
- 大きな声で周りに知らせ、責任者に伝える
- 天井に火が燃え移ったら、消火器での消火は難しい。ためらわずに逃げる
- 服や持ち物にこだわらず、できるだけ早く逃げる
- 煙には一酸化炭素などの有害なガスが含まれる。できるだけ姿勢を低くし、ぬれタオルやハンカチで口をふさいで逃げる
- エレベーターは危険。避難階段を使う
上の内容は、総務省消防庁の防災・危機管理eカレッジによるものです。消火器は赤い防火標識、非常口は緑の安全状態標識で場所が示されます。ふだんから場所を確かめておきます。
| 日本語 | よみ |
|---|
| 消火器 | しょうかき |
| 非常口 | ひじょうぐち |
| 防火標識 | ぼうかひょうしき |
| 安全状態標識 | あんぜんじょうたいひょうしき |
地震のときは、どうしますか?
- 揺れを感じたら、まず丈夫な机や台の下に身を隠し、頭を守る
- あわてて外へ飛び出さない。まわりを確かめて落ち着いて行動する
- 避難するときは歩いて逃げる
上の内容は、総務省消防庁「あなたを守る次の行動」によるものです。工場では、会社の避難の決まりと責任者の指示に従います。会社は、雇ったときの安全衛生教育で、事故のときの応急措置や避難について教えることになっています(労働安全衛生規則)。
けがをした後の報告は?
小さなけがでも、すぐ上司に報告します。労働災害で労働者が亡くなったり休業したりしたとき、会社は労働基準監督署に「労働者死傷病報告」を出さなければなりません。休業4日以上は遅滞なく、4日未満は3か月ごとにまとめて報告します(労働安全衛生規則、この問題)。
けががなくても、ヒヤッとしたことは報告します。くわしくはKYT・ヒヤリハット、機械の止め方ははさまれ・巻き込まれの防止、判断問題の考え方は判断問題の解き方を見てください。
| 日本語 | よみ |
|---|
| 労働者死傷病報告 | ろうどうしゃししょうびょうほうこく |
| 労働基準監督署 | ろうどうきじゅんかんとくしょ |
練習問題(3問)
本番と同じ形で解いてみよう
ルビ付きの日本語・3択です。答えを選ぶと解説が出ます。
第1問 / 3労働安全・判断
スライサーから、いつもと違う大きな音がしています。どうしますか。
第2問 / 3労働安全・判断
隣の同僚の袖が、動いているベルトコンベヤーに引き込まれそうです。あなたの近くに停止ボタンがあります。どうしますか。
第3問 / 3労働安全・判断
倉庫で人が倒れているのを見つけました。どうしますか。
続きは緊急時の対応の練習・KYTの練習・安全の基本の練習で。全体の力は無料の40問模試で確かめられます。
よくある質問
機械の調子がおかしいとき、自分で直してもいいですか?
いけません。基本は「止める・呼ぶ・待つ」です。機械を止め、責任者を呼び、来るまで待ちます。
同僚の袖が機械に引き込まれそうなときは?
迷わず、すぐ停止ボタンを押します。そのあと周りと責任者に知らせます。
胸骨圧迫のやり方は?
胸の真ん中を、胸が約5cm沈むくらい強く、1分間に100〜120回のテンポで、絶え間なく押します(総務省消防庁)。
火事で煙が出ているとき、どう逃げますか?
できるだけ姿勢を低くし、ぬれタオルやハンカチで口をふさいで逃げます。エレベーターは使わず、避難階段を使います(総務省消防庁)。
地震で揺れたら、すぐ外へ出ますか?
いいえ。まず丈夫な机などの下で身を守り、あわてて外へ飛び出しません。工場では責任者の指示に従います。
出典
数字と手続きは、次の公式情報で確認しました(確認日 2026-10-23)。変わることがあるので、申込み前に公式サイトで確認してください。
Tokugi Pass は、OTAFF(外国人食品産業技能評価機構)・プロメトリック・日本政府とは関係のない独自の学習サイトです。問題は公開されている行政資料をもとに独自に作っています。本番の問題ではありません。
ほかの言語: Tiếng Việt · မြန်မာဘာသာ · Bahasa Indonesia · नेपाली · 简体中文