熱中症(ねっちゅうしょう)の対策(たいさく)と2025年(ねん)の義務(ぎむ)化(か)|食品工場(しょくひんこうじょう)で働(はたら)く人(ひと)の基本(きほん)(特定(とくてい)技能(ぎのう) 飲食料品製造業(いんしょくりょうひんせいぞうぎょう))

更新: 公式情報の確認日:

2025年(ねん)6月(がつ)1日(いちにち)から、WBGT(暑(あつ)さ指数(しすう))28度(ど)以上(いじょう)または気温(きおん)31度(ど)以上(いじょう)の場所(ばしょ)で、続(つづ)けて1時間(じかん)以上(いじょう)か1日(いちにち)4時間(じかん)を超(こ)える作業(さぎょう)では、会社(かいしゃ)に「報告(ほうこく)の体制(たいせい)」と「手当(てあ)ての手順(てじゅん)」をつくり、作業(さぎょう)者(しゃ)に知(し)らせることが義務(ぎむ)になりました(労働(ろうどう)安全(あんぜん)衛生(えいせい)規則(きそく) 第(だい)612条(じょう)の2・厚生労働省(こうせいろうどうしょう)、2026-10-23確認(かくにん))。2025年(ねん)(速報(そくほう)値(ち))の職場(しょくば)の熱中症(ねっちゅうしょう)の死傷(ししょう)者(しゃ)は1,681人(ひとり)で、業種別(ぎょうしゅべつ)では製造業(せいぞうぎょう)が最(もっと)も多(おお)かったです(厚生労働省(こうせいろうどうしょう))。

熱中症(ねっちゅうしょう)とは?どんな症状(しょうじょう)が出(で)ますか?

熱中症(ねっちゅうしょう)は、暑(あつ)くて湿度(しつど)が高(たか)い場所(ばしょ)で、体(からだ)の水分(すいぶん)と塩分(えんぶん)のバランスがくずれたり、体温(たいおん)を調節(ちょうせつ)する働(はたら)きがうまくいかなくなったりして起(お)こる障害(しょうがい)です。めまい・大量(たいりょう)の汗(あせ)・頭痛(ずつう)・吐(は)き気(け)・意識障害(いしきしょうがい)などが出(で)ます(厚生労働省(こうせいろうどうしょう) 職場(しょくば)のあんぜんサイト)。

熱中症(ねっちゅうしょう)の重(おも)さ(職場(しょくば)のあんぜんサイトより)
重(おも)さどうするか
Ⅰ度(ど)(軽症(けいしょう))現場(げんば)の手当(てあ)てで回復(かいふく)することが多(おお)い
Ⅱ度(ど)(中等症(ちゅうとうしょう))病院(びょういん)で診(み)てもらう必要(ひつよう)がある
Ⅲ度(ど)(重症(じゅうしょう))救急搬送(きゅうきゅうはんそう)が必要(ひつよう)。命(いのち)にかかわることもある

重(おも)さの問題(もんだい)は救急搬送(きゅうきゅうはんそう)が必要(ひつよう)なのはどれ?で確(たし)かめられます。

日本語よみ
熱中症(ねっちゅうしょう)ねっちゅうしょう
水分・塩分補給(すいぶん・えんぶんほきゅう)すいぶん・えんぶんほきゅう

2025年(ねん)6月(がつ)から何(なに)が義務(ぎむ)になりましたか?

労働(ろうどう)安全(あんぜん)衛生(えいせい)規則(きそく) 第(だい)612条(じょう)の2で、熱中症(ねっちゅうしょう)のおそれがある作業(さぎょう)をするとき、会社(かいしゃ)は前(まえ)もって次(つぎ)のことをしなければなりません。

  1. 熱中症(ねっちゅうしょう)の症状(しょうじょう)がある人(ひと)や、熱中症(ねっちゅうしょう)が疑(うたが)われる人(ひと)を見(み)つけた人(ひと)が 報告(ほうこく)する体制(たいせい) をつくる
  2. 作業(さぎょう)から離(はな)す・体(からだ)を冷(ひ)やす・必要(ひつよう)なら医師(いし)に診(み)せる など、悪(わる)くならないための 手順(てじゅん) を作業場(さぎょうば)ごとに決(き)める
  3. 体制(たいせい)と手順(てじゅん)を、作業(さぎょう)する人(ひと)に 知(し)らせる(周知(しゅうち))
義務(ぎむ)の対象(たいしょう)になる作業(さぎょう)(厚生労働省(こうせいろうどうしょう) 秋田労働局(あきたろうどうきょく)のページより)
条件(じょうけん)内容(ないよう)
場所(ばしょ)WBGT 28度(ど)以上(いじょう) または 気温(きおん) 31度(ど)以上(いじょう)
時間(じかん)続(つづ)けて1時間(じかん)以上(いじょう)、または1日(いちにち)4時間(じかん)を超(こ)えて行(おこな)うことが見込(みこ)まれる
これは会社(かいしゃ)の義務(ぎむ)です。働(はたら)く人(ひと)がすることは、決(き)められた報告(ほうこく)先(さき)と手順(てじゅん)を覚(おぼ)えて、具合(ぐあい)が悪(わる)いとき・仲間(なかま)がおかしいときに すぐ報告(ほうこく)する ことです。法律(ほうりつ)の細(こま)かい点(てん)は変(か)わることがあるので、厚生労働省(こうせいろうどうしょう)のページで確(たし)かめてください。

WBGT(暑(あつ)さ指数(しすう))とは何(なに)ですか?

WBGTは、気温(きおん)・湿度(しつど)・日射(にっしゃ)(輻射熱(ふくしゃねつ))・風(かぜ)の4つを合(あ)わせて、暑(あつ)さの危険(きけん)を評価(ひょうか)する指標(しひょう)です。単位(たんい)は℃ですが、気温(きおん)とは別(べつ)の値(ね)です。くわしくはWBGTの説明(せつめい)の問題(もんだい)を解(と)いてみてください。

WBGT基準(きじゅん)値(ち)の例(れい)(中(なか)くらいの強(つよ)さの作業(さぎょう)・職場(しょくば)のあんぜんサイトより)
人(ひと)WBGT基準(きじゅん)値(ち)
暑(あつ)さに慣(な)れた人(ひと)28℃
暑(あつ)さに慣(な)れていない人(ひと)26℃

暑(あつ)さに慣(な)れていない人(ひと)のほうが、低(ひく)い値(ね)で危(あぶ)なくなります。日本(にほん)に来(き)たばかりの人(ひと)や、休(やす)み明(あ)けの人(ひと)は特(とく)に気(き)をつけます。

日本語よみ
WBGT(暑さ指数)(だぶりゅーびーじーてぃー(あつさしすう))だぶりゅーびーじーてぃー(あつさしすう)

食品工場(しょくひんこうじょう)ではどこが暑(あつ)いですか?どう防(ふせ)ぎますか?

食品工場(しょくひんこうじょう)は涼(すず)しい場所(ばしょ)だけではありません。加熱(かねつ)室(しつ)、フライヤーやオーブンの近(ちか)く、蒸気(じょうき)が出(で)る場所(ばしょ)は、夏(なつ)でなくても暑(あつ)くなることがあります。作業(さぎょう)服(ふく)・帽子(ぼうし)・マスクを着(つ)けるので、体(からだ)の熱(ねつ)も逃(に)げにくいです。

上(うえ)の4つは、厚生労働省(こうせいろうどうしょう)の外国(がいこく)人(じん)労働(ろうどう)者(しゃ)向(む)け教材(きょうざい)にある対策(たいさく)です。2025年(ねん)の職場(しょくば)の熱中症(ねっちゅうしょう)の死傷(ししょう)者(しゃ)(休業(きゅうぎょう)4日(にち)以上(いじょう))は1,681人(ひとり)(うち死亡(しぼう)15人(にん)、速報(そくほう)値(ち))で、前(まえ)の年(とし)より約(やく)4割(わり)増(ふ)えました。業種別(ぎょうしゅべつ)では製造業(せいぞうぎょう)が最(もっと)も多(おお)かったです(厚生労働省(こうせいろうどうしょう) クールワークキャンペーン)。

仲間(なかま)が熱中症(ねっちゅうしょう)かもしれないとき、どうしますか?

  1. すぐ周(まわ)りの人(ひと)と責任(せきにん)者(しゃ)に知(し)らせる(会社(かいしゃ)が決(き)めた報告(ほうこく)先(さき)へ)
  2. 涼(すず)しい場所(ばしょ)へ移(うつ)し、横(よこ)にして服(ふく)をゆるめる
  3. スポーツドリンクなどで水分(すいぶん)と塩分(えんぶん)をとらせる(自分(じぶん)で飲(の)めるとき)
  4. 首(くび)・わきの下(した)・太(ふと)ももの付(つ)け根(ね)を冷(ひ)やす
  5. 絶対(ぜったい)に一(いち)人(にん)にしない。意識(いしき)がおかしいときは救急車(きゅうきゅうしゃ)を呼(よ)ぶ
「少(すこ)し休(やす)めば大丈夫(だいじょうぶ)」と一(いち)人(にん)で休(やす)ませるのは危険(きけん)です。Ⅲ度(ど)(重症(じゅうしょう))は救急搬送(きゅうきゅうはんそう)が必要(ひつよう)です。

けがや急病(きゅうびょう)のときの全体(ぜんたい)の動(うご)きは異常(いじょう)時(じ)・緊急時(きんきゅうじ)の対応(たいおう)に、工場(こうじょう)の安全(あんぜん)の全体(ぜんたい)は食品工場(しょくひんこうじょう)の労働(ろうどう)安全(あんぜん)にまとめています。

日本語よみ
応急手当(おうきゅうてあて)おうきゅうてあて
救急車(きゅうきゅうしゃ)きゅうきゅうしゃ
上司に報告(じょうしにほうこく)じょうしにほうこく

練習問題(れんしゅうもんだい)(3問(もん))

本番と同じ形で解いてみよう

ルビ付きの日本語・3択です。答えを選ぶと解説が出ます。

第1問 / 3労働安全・学科

2025年(ねん)6月(がつ)から会社(かいしゃ)に熱中症対策(ねっちゅうしょうたいさく)が義務(ぎむ)になった作業(さぎょう)はどれですか。

第2問 / 3労働安全・判断

夏(なつ)、加熱(かねつ)室(しつ)で働(はたら)く同僚(どうりょう)がめまいを感(かん)じ、大量(たいりょう)に汗(あせ)をかいています。どうしますか。

第3問 / 3労働安全・判断

夏(なつ)の加熱(かねつ)室(しつ)で働(はたら)いています。のどはまだ渇(かわ)いていません。どうしますか。

続(つづ)きは緊急時(きんきゅうじ)の対応(たいおう)の練習(れんしゅう)や事故(じこ)の事例(じれい)の練習(れんしゅう)で。「どうしますか」問題(もんだい)の考(かんが)え方(かた)は判断(はんだん)問題(もんだい)の解(と)き方(かた)へ。全体(ぜんたい)の力(ちから)は無料(むりょう)の40問(もん)模試(もし)で確(たし)かめられます。

この分野の問題(解説つき)

よくある質問

2025年(ねん)6月(がつ)から熱中症対策(ねっちゅうしょうたいさく)は何(なに)が変(か)わりましたか?

熱中症(ねっちゅうしょう)のおそれがある作業(さぎょう)(WBGT28度(ど)以上(いじょう)または気温(きおん)31度(ど)以上(いじょう)で、続(つづ)けて1時間(じかん)以上(いじょう)か1日(いちにち)4時間(じかん)を超(こ)える作業(さぎょう))について、会社(かいしゃ)に報告(ほうこく)の体制(たいせい)づくり・手当(てあ)ての手順(てじゅん)づくり・作業(さぎょう)者(しゃ)への周知(しゅうち)が義務(ぎむ)になりました(労働(ろうどう)安全(あんぜん)衛生(えいせい)規則(きそく) 第(だい)612条(じょう)の2)。

WBGTは気温(きおん)と同(おな)じですか?

ちがいます。WBGTは気温(きおん)・湿度(しつど)・日射(にっしゃ)(輻射熱(ふくしゃねつ))・風(かぜ)を合(あ)わせた指標(しひょう)です。単位(たんい)は℃ですが、気温(きおん)とは別(べつ)の値(ね)です。

熱中症(ねっちゅうしょう)が疑(うたが)われる人(ひと)に、まず何(なに)をしますか?

周(まわ)りと責任(せきにん)者(しゃ)に知(し)らせ、涼(すず)しい場所(ばしょ)で横(よこ)にして服(ふく)をゆるめ、水分(すいぶん)と塩分(えんぶん)をとらせて、首(くび)・わきの下(した)・太(ふと)ももの付(つ)け根(ね)を冷(ひ)やします。一(いち)人(にん)にしません。

のどが渇(かわ)いていなければ、水(みず)を飲(の)まなくてもいいですか?

よくありません。のどが渇(かわ)く前(まえ)から、こまめに水分(すいぶん)と塩分(えんぶん)をとるのが基本(きほん)です。

関連するガイド

出典

数字と手続きは、次の公式情報で確認しました(確認日 2026-10-23)。変わることがあるので、申込み前に公式サイトで確認してください。

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