食品工場の作業着と保護具|着る順番・ローラー・手袋・安全靴のルール(特定技能 飲食料品製造業)
更新: · 公式情報の確認日:
作業着を着る順番は、全国共通の決まりが公的資料にはないため、工場に掲示された手順に従います(2026年10月23日、食品衛生法施行規則・厚生労働省のマニュアルと手引書で確認)。決まっているのは中身で、食品衛生法施行規則では専用の作業着と、必要に応じて帽子とマスクを着け、作業場では専用の履物を使います。労働安全衛生規則では、会社が決めた安全靴などの履物や保護具を使うよう言われたら、使わなければなりません。
作業着を着る順番は決まっている?
食品衛生法施行規則や大量調理施設衛生管理マニュアルには「何を着るか」は書いてありますが、「どの順番で着るか」は決められていません。厚生労働省のHACCP入門の手引書では、5S活動の例として、作業着の着方を写真で掲示して、わかりやすく示す方法が紹介されています。まず工場の掲示と、教えられた手順に従いましょう。
公的資料のルールから考えると、準備の流れは次のようになります(例です。工場の決まりが優先です)。
- 外す:腕時計・指輪・ピアス・ヘアピンなどの装飾品、私物を外す。爪は短く切っておく
- 着る:専用の作業着を着て、袖口をとめ、上着の裾をズボンに入れる
- 髪を覆う:帽子で髪を全部覆い、必要ならマスクを着ける
- 確かめる:鏡で帽子から髪が出ていないか確認し、粘着ローラーで服の毛やほこりを取る
- 履く:作業場専用の履物(安全靴など、決められた靴)を履く
- 洗う:作業の前に手洗いをする(石けんで30秒くらい洗い、20秒くらい流し、アルコールをすり込む)
- 手袋:使うときは、手を洗ってから着ける
1〜4の内容は、食品衛生法施行規則・東京都の講習会資料・厚生労働省の外国人向け安全教材にあります。手洗いの手順と時間は食品衛生の基本でくわしく説明しています。
| 日本語 | よみ |
|---|
| 作業着 | さぎょうぎ |
| 帽子 | ぼうし |
| マスク | ますく |
| 装飾品 | そうしょくひん |
| 専用の履物 | せんようのはきもの |
| 手洗い | てあらい |
衛生のための服装ルールは?
衛生のための服装ルール| ルール | 出典 |
|---|
| 目的に合った専用の作業着を着る。必要に応じて帽子とマスク | 食品衛生法施行規則 |
|---|
| 作業場では専用の履物。その履物のまま決められた場所から出ない | 食品衛生法施行規則 |
|---|
| 決められた場所以外で着替えない | 食品衛生法施行規則 |
|---|
| 帽子と外衣は毎日、清潔なものに替える | 大量調理施設衛生管理マニュアル |
|---|
| 作業用の外衣・帽子・履物のままトイレに入らない | 大量調理施設衛生管理マニュアル |
|---|
| ほつれのない作業着を着る | 東京都の講習会資料 |
|---|
| 粘着ローラーを使うなどして、作業場に付着物を持ち込まない | 菓子製造業の手引書 |
|---|
区域を移るときに外衣や履物を替えるルールは、作業区域の分け方で説明しています。
手袋はいつ、どれを使う?
手袋の種類とルール| 手袋 | ルール | 出典 |
|---|
| 使い捨て手袋(食品用) | 食品に触れる部分は耐水性のもの。生の原材料を扱ったら交換する。着けるときも手洗いが必要 | 食品衛生法施行規則・小規模な飲食店向けの手引書 |
|---|
| 傷があるとき | 化膿していない傷は耐水性の被覆材で覆い、その上に手袋。化膿した傷があるときは食品を扱わない | 食品衛生法施行規則・大量調理施設衛生管理マニュアル |
|---|
| 刃物用の保護手袋 | スライサーの刃や包丁を洗うときは専用の保護手袋を着ける。いつもの場所になければ上司に報告する | 厚生労働省の外国人向け安全教材 |
|---|
| 薬品用の保護手袋 | 製造ラインを薬品で洗うときは、手袋と保護メガネを着ける | 厚生労働省の外国人向け安全教材 |
|---|
回転する刃物に手が巻き込まれるおそれがあるとき、会社は手袋を使わせてはいけません。手袋を禁止されたら、労働者も使ってはいけません(労働安全衛生規則 第111条)。手袋が巻き込まれると、手も一緒に引き込まれるからです。どの機械で手袋を使うかは、必ず工場の決まりに従います。
保護手袋がいつもの場所にない場面の判断は、判断の問題で確かめましょう。
| 日本語 | よみ |
|---|
| 使い捨て手袋 | つかいすててぶくろ |
| 保護手袋 | ほごてぶくろ |
| スライサー | すらいさー |
安全のための保護具は? 安全靴・保護メガネ
安全のための服装と保護具(労働安全衛生規則ほか)| 保護具 | ルール |
|---|
| 作業帽・作業服 | 動く機械に髪や服が巻き込まれるおそれがあるとき、会社は着用させる。労働者は着用を命じられたら着用する(第110条) |
|---|
| 安全靴などの履物 | 会社は作業に合った安全靴などの履物を決めて使わせる。労働者は使うよう命じられたら使う(第558条) |
|---|
| 滑りにくい靴 | 転倒を防ぐため、滑りにくい靴をルールにする。靴底がすり減っていないか確認する(厚生労働省の安全教材) |
|---|
| 保護メガネ・保護手袋・保護衣 | 皮膚や目に害がある物を扱う仕事では会社が用意する。数は同時に働く人数以上で、いつも使える清潔な状態にする(第594条・第596条) |
|---|
「保護めがね着用」など、必ずしなければならないことを示す標識には、安全色の青が使われます。会社は、人を雇ったときに、保護具の使い方を含む安全衛生教育をしなければなりません(労働安全衛生規則 第35条)。
保護メガネが曇るときも、外さずに上司に相談します(判断の問題)。機械や薬品の安全は食品工場の労働安全まとめにあります。
| 日本語 | よみ |
|---|
| 保護具 | ほごぐ |
| 安全靴 | あんぜんぐつ |
| 滑りにくい靴 | すべりにくいくつ |
| 保護メガネ | ほごめがね |
| 安全色 | あんぜんしょく |
作業前チェックリスト
- 帽子で髪を全部覆っている(鏡で確認した)
- 粘着ローラーで服の毛を取った
- 腕時計・指輪・ネックレス・ピアス・ヘアピンを外した
- 上着や袖口をとめ、上着の裾をズボンに入れた
- マスクを着けた(必要なとき)
- 爪は短い
- 決められた履物を履き、靴底がすり減っていない
- 手を洗ってから手袋を着けた
- その日の作業に必要な保護具(保護手袋・保護メガネなど)がそろっている
このチェック項目は、食品衛生法施行規則、東京都の講習会資料、厚生労働省の外国人向け安全教材の内容をまとめたものです。
よくある間違い
| 間違い | 正しい考え方 |
|---|
| 手袋をしているから手は洗わなくてよい | 手袋を着けるときも手洗いが必要 |
|---|
| 結婚指輪なら着けたままでよい | 指輪も装飾品。外して作業する |
|---|
| 作業着のままコンビニに行ってもすぐ戻れば大丈夫 | 専用の履物・作業着のまま決められた場所から出ない |
|---|
| どの機械でも手袋をしたほうが安全 | 回転する刃物に巻き込まれるおそれがあるときは手袋禁止のことがある。工場の決まりに従う |
|---|
| 保護メガネが曇るので外す | 外さずに上司に相談する |
|---|
練習問題(3問)
Tokugi Passのオリジナル問題です(本番の問題ではありません)。
本番と同じ形で解いてみよう
ルビ付きの日本語・3択です。答えを選ぶと解説が出ます。
第1問 / 3労働安全・学科
作業前の服装チェックとして、まちがっているものはどれですか。
第2問 / 3食品衛生・学科
使い捨て手袋について、正しいものはどれですか。
第3問 / 3労働安全・判断
朝、スライサーの作業を始めます。指輪を外し忘れていて、袖口もとめていません。どうしますか。
もっと練習したい人は安全の基本の問題と一般衛生管理の問題へ。全体の力は無料の40問模試で確認できます。
よくある質問
作業着を着る正しい順番はありますか?
公的資料には全国共通の順番はありません。工場に掲示された手順に従います。公的資料のルールから考えた例では、装飾品を外す→作業着と帽子→鏡とローラーで確認→専用の履物→手洗い→手袋、の流れになります(工場の決まりが優先です)。
安全靴は自分で買うのですか?
労働安全衛生規則では、会社が作業に合った安全靴などの履物を決めて、労働者に使わせることになっています。だれが用意するかは会社によって違うので、会社に確認してください。
機械を使うときも手袋をしますか?
機械によります。回転する刃物に手が巻き込まれるおそれがあるときは、会社が手袋を禁止することがあり、そのときは使ってはいけません(労働安全衛生規則 第111条)。工場の決まりに従ってください。
粘着ローラーは何のために使いますか?
服についた髪の毛やほこりを取って、作業場に持ち込まないためです。異物混入を防ぐ対策の1つです。
出典
数字と手続きは、次の公式情報で確認しました(確認日 2026-10-23)。変わることがあるので、申込み前に公式サイトで確認してください。
Tokugi Pass は、OTAFF(外国人食品産業技能評価機構)・プロメトリック・日本政府とは関係のない独自の学習サイトです。問題は公開されている行政資料をもとに独自に作っています。本番の問題ではありません。
ほかの言語: Tiếng Việt · မြန်မာဘာသာ · Bahasa Indonesia · नेपाली · 简体中文