給与明細の見方:特定技能で給料から引かれるもの(健康保険・厚生年金・雇用保険・税金)
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会社員の給与明細では、ふつう健康保険・厚生年金・雇用保険・所得税が毎月引かれ、住民税は前の年の所得で計算されるので、日本で働き始めた次の年から引かれます。厚生年金の保険料率は18.3%で、会社と本人が半分ずつ払います(日本年金機構、2026年10月23日確認)。
給与明細には、何が書いてありますか?
給与明細は、だいたい次の3つに分かれています。
給与明細のおもな欄| 欄 | 書いてあること |
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| 勤怠 | 出勤日数、労働時間、残業・深夜・休日の時間、有給休暇 |
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| 支給 | 基本給、残業手当、深夜手当、通勤手当など。合計が「総支給額(額面)」 |
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| 控除 | 社会保険料、税金、寮費など。合計を引いた残りが「差引支給額(手取り)」 |
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給料は、法律や労使協定で決められたもの以外は、全額払われるのが原則です(労働基準法24条)。何が引かれているか、毎月確認しましょう。
社会保険料は、いくら引かれますか?
会社で働く人は、ふつう健康保険・厚生年金・雇用保険に入ります。保険料は、本人の分が給料から引かれます。
おもな社会保険料(2026年10月23日確認)| 保険 | 何のため | 料率と負担 |
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| 健康保険 | 病気・けがの治療費(仕事以外) | 協会けんぽは都道府県ごとに9.21%〜10.55%(令和8年3月分から)。原則、会社と本人で半分ずつ |
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| 介護保険 | 40〜64歳の人だけ | 協会けんぽは1.62%。健康保険と一緒に引かれる |
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| 子ども・子育て支援金 | 子育て支援のため | 協会けんぽは0.23%(令和8年4月分から) |
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| 厚生年金 | 年金(老後・障害など) | 18.3%。会社と本人で半分ずつ |
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| 雇用保険 | 失業したときの給付など | 一般の事業は本人1000分の5、会社1000分の8.5(令和8年4月〜令和9年3月) |
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健康保険と厚生年金は、毎月の給料そのものではなく、標準報酬月額(給料を区切りのよい等級に当てはめた額)に料率をかけて計算します(日本年金機構)。そのため、計算しても1円単位で合わないことがあります。
会社が健康保険組合に入っている場合、料率は協会けんぽと違います。料率は毎年変わることがあります。
労災保険は、給料から引かれますか?
引かれません。労災保険の費用は、原則として会社が払う保険料でまかなわれます(厚生労働省)。仕事中や通勤中のけがは、健康保険ではなく労災保険を使います。
くわしくは労災保険(仕事中のけが)を見てください。
所得税と住民税は、どう引かれますか?
所得税は、会社が毎月の給料から引いて国に納めます(源泉徴収)。毎月引く額は仮の額なので、年末に会社が1年分を計算し直して、払いすぎや足りない分を精算します。これが年末調整です(国税庁)。
年末調整のために会社に出す書類があるときは、期限までに出しましょう。
住民税は、いつから引かれますか?
住民税は、前の年(1月1日〜12月31日)の所得で計算され、その年の1月1日に住んでいた市区町村が課税します(総務省)。会社員は、ふつう会社が給料から引いて納めます(特別徴収)。
そのため、日本で働き始めた最初の年は、ふつう住民税は引かれません。次の年から引かれ始め、手取りが減ったように見えます。驚かないように覚えておきましょう。
帰国する年も、前の年の所得の住民税が残っていることがあります。帰国前に会社や市区町村で確認してください。
寮費・食費が引かれるのは大丈夫ですか?
特定技能では、給料から定期的に費用(寮費・食費など)を引く場合、雇用条件書に名目と金額をはっきり書き、本人が理解していることが必要です。寮費は、実費に相当するなどの適正な額でなければなりません(出入国在留管理庁の運用要領)。
雇用条件書に書いていない費用が引かれていたら、まず会社や登録支援機関に聞きましょう。給料の決まり方は給料の決まり方と最低賃金にまとめています。
帰国したら、年金は戻りますか?(脱退一時金)
日本国籍がない人で、厚生年金に6か月以上入っていて、年金をもらう資格(10年)がない人は、日本を出たあとに脱退一時金を請求できます(日本年金機構)。
- 請求できるのは、日本に住所がなくなった日から2年以内
- 計算に使う月数の上限は60か月(5年)
くわしい条件と請求書は、日本年金機構のページで確認してください。
わからないときは、どこに聞きますか?
まず会社の担当者や登録支援機関に、給与明細を見せて聞きましょう。給料や控除がおかしいと思ったら、労働基準監督署や、厚生労働省の外国人労働者向け相談ダイヤルに相談できます。年金は年金事務所、税金は税務署や市区町村が窓口です。
| 日本語 | よみ |
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| 労働基準監督署 | ろうどうきじゅんかんとくしょ |
この記事は一般的な情報です。保険料や税金は、人や会社、年によって違います。あなたの場合は、会社・労働基準監督署・外国人労働者向け相談ダイヤル・年金事務所・税務署、または社会保険労務士などの専門家に確認してください。
よくある質問
給料から引かれるものは何ですか?
ふつうは健康保険(40〜64歳は介護保険も)、厚生年金、雇用保険、所得税です。住民税は日本で働き始めた次の年から引かれます。寮費などは、雇用条件書に書いてあるものだけです。
雇用保険料はいくらですか?
令和8年度(2026年4月〜2027年3月)、一般の事業では本人負担が1000分の5です(厚生労働省 労働局)。
厚生年金は帰国したらもらえませんか?
条件を満たせば、日本を出たあと2年以内に脱退一時金を請求できます。厚生年金に6か月以上入っていることなどが条件です(日本年金機構)。
労災保険料は引かれますか?
引かれません。労災保険の保険料は原則として会社が払います。
2年目から手取りが減ったのはなぜですか?
住民税が引かれ始めたためのことが多いです。住民税は前の年の所得で計算されるので、働き始めた次の年から引かれます。
出典
数字と手続きは、次の公式情報で確認しました(確認日 2026-10-23)。変わることがあるので、申込み前に公式サイトで確認してください。
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